猫と快適i-smart生活

猫に餌を出す係の博士の日記

i-Smartに決めた理由 その7(施工ミス問題)

前回の続きです。 

私が i-Smart に決めるまでの道筋について振り返っています。


地方工務店での施工ミス問題が気になる

実家はセキスイハイムで建てたました。残念なことに壁に隠されたパイプからお湯が漏水しているというとても杜撰な施工で一つの区画がダメになったのですけど、原因は親父の知り合いの地元の職人の施工でした。地元の職人しかも知り合いのミスですけど、セキスイハイムは影響を受けた部分を取り替えてくれたから、大手のハウスメーカーの対応は違うなと感じました。 


 施工ミスで多額の賠償が必要な場合の発生確率は低いが、どのメーカー工務店でも一定程度存在するといった考えはそれほど間違えていないでしょう。したがって、小さな工務店はこれに当たってしまうとかなりヤバイです。


まず、大数の法則が成立すると考えます。大数の法則というと難しい感じがしますが要は、たくさん家を建てるほど、施工ミスで問題が起こる割合は一定値に限りなく近づくといったことです。大きなハウスメーカーは、問題が起きる割合を知っておけば、予めこのリスクを織り込むことができます。


規模が小さくても保険に入っているから大丈夫との意見もあります。しかし、この手の保険(建設工事保険やPL保険)は、基本的に工務店と保険会社との契約なので、被害を受けた施主から保険会社への直接請求できるものではなく、損害の全てが補償されるわけでもなく、施工側に重大な問題があれば保険会社からお金が出ません。


また、自動車保険のように、事故によって保険を使うと以後の保険料の割引が効かなくなるシステムになっている模様です(調べが足りないので、少数の資料からの推定です。とはいえ、私が保険会社だったらそうします。)。この場合は、仮に保険に入っていても、施工ミスで多額の賠償が必要な場合に、不誠実に対応するインセンティブが働くことになります。


ちなみに、宝くじでも大数の法則が成立します。宝くじを大量に買う人がいますが、そんな人の損の割合は一定値に近づいていくことでしょう。


 続く

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