ソイルセメントについて 将来の貴方の家は産廃?
一条さんの営業さんは、ソイルセメントについての問い合わせで困っているのではないでしょうか?また、ソイルセメントをした施主は不安になっているのかもしれません。
なんだかおかしな話しです。
ヨーロッパでとある家に招かれた時に、この家は第一世界大戦前に建設されたのだよと自慢げに説明されたことをふと思い出しました。もちろん、リフォーム済みで近代的な設備が整っている、とても雰囲気の良い家でした。
日本では、生活様式が西洋風に劇的に変化していく過程でリフォームで対応するのが難しかったり、戦後のお金がない時代に建てられた建造物の質が悪かったりした問題があり、古い家を産廃扱いにしていたのは事実だと思います。
でも、もうそろそろ家はストックであるという認識を持つ時代になっているのではないでしょうか?
少なくとも、ここ10年くらいは、生活のスタイルが劇的に変化したとは思えません。つまり、変化は落ち着いてきたというところでしょう。また、建造物の質は向上し、十分に長持ちするものになりつつあります。
家は消耗品なのに、購入するためにローンに縛られる。そんな昭和的な時代は終わらせるべきです。これから建てる家が消耗品ではなくストックとして利用できるシステムになれば、私たちの子供世代は、住宅ローンじゃなく、もっと違うことにお金を使うことができます。
もっと教育にお金をかけ、将来へ投資することが可能となるはずです。家を消耗品として扱い、安い家を壊し、建てる、そんな時代から脱却するべきだと思います。
そんな意識の私から見ると、長期優良住宅で建造物の構造に関わる部分を廃棄する前提で見積もりをお願いするのは?????
貴方は産廃になる家を建てようとしているのですか?それともストックになる家を建てようとしているのでしょうか?