猫と快適i-smart生活

猫に餌を出す係の博士の日記

i-smartでエコカラッを導入するべきか?

エコカラットは、調湿機能をあるだけではなく、脱臭もでき、質感もとてもいい感じです。
エコカラットプラスになると汚れを拭き取ることができるので、手入れがとても簡単。なんて良い素材なんだと感心しました。材料費込みで1m^2あたり1万5千円より安い金額ですから、なかなか魅力的なオプションです。


 今のところ、嫁の希望で、オープンリビング階段の背面を全てエコカラットプラスにする予定です。嫁は質感のみを考えている感じです。和室の壁も砂壁にできないなら、エコカラットにしたいなんて言い出しています。リビングだけで、二十万円以上するオプションなので、調湿効果がどの程度あるのか考えてみました。


エコカラットのページを読むと、一平方メートル(1 m^2)あたり400 g 程度のの水を吸収できるようです。私の家では、リビングで16 m^2 くらいエコカラットを導入する予定なので、6.4 kg ほどの水を吸収できるバッファーができるということになります。


エコカラットの調湿のグラフを読むと、一平方メートルかつ一時間あたりの調湿能力は、大体400 g/ 24 h なので、16.7 g/h 程度、したがって我が家では、理想的な場合で、267 g/h 程度の調湿効果が見込めることになります。これは悪くない値です。


エコカラットの調湿が最大に発揮されるケースは、空気の入れ替わりがあまりなく、1日の寒暖差がある場合でしょう。冬の日中に暖房を行った場合、空気が蓄えることができる水蒸気の量が増えるので湿度が下がりますが、夜に暖房を止めると、空気が蓄える水蒸気の量が減るので湿度が上がり結露が起きることがままあります。


こういった場合は、エコカラットは、夜の湿度が上がった時に、空気中の水蒸気を吸って湿度を下げ、日中の湿度が下がった時に水蒸気を供給することになります。パッシブなシステムとして、とても良い感じです。エコカラットのパンフレットで、冬場の結露を軽減するっていう内容も納得です。


しかし、i-smartの場合は24時間換気&冬場は全館床暖房で温度が一定。うーん、どうも冬のi-smartは、エコカラットの調湿能力の恩恵を最も受けにくい環境となりますね。残念です。


現在のロスガードは、室内の湿度を保とうとする機能も付いています。換気をしても室内の水蒸気量を冬場で60%くらい、夏場で70%くらい保つことができるというのですから、優秀といえるでしょう。現在のロスガードであれば、計画換気があっても、梅雨の時期にある程度のエコカラットの恩恵を受けることができそうです。ただし、簡単な計算をすると、一立方メートルあたりの水蒸気量の差が外と中で 2.5 g程度(温度が20度で、15 % くらいの湿度差)であれば、我が家ではギリギリ湿度がコントロールできるレベルなので、過度な期待はしない方が良さそうです。


ちなみに、現在のロスガードをもってすれば、冬場で室外の一立方メートルあたりの水蒸気量が 4 g 程度であれば、人間活動による水蒸気のみで相対湿度を45%ちょい上あたりにコントロールすることができます。加湿ネットの加湿の目安は、新築するi-smartでは全く当てにならないということですね。

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