パワコン騒音問題:騒音について考える
i-smartの宿泊体験での太陽光発電の心臓部とも言えるパワコンの音にゲンナリしました。
我が家はねこ殿が頂点に君臨しているので、このパワコンの音はなんとか解決しなくてはならない問題です。
そこで、騒音についてちょっと考えてみます。
まず、音の大きさは、dBという単位で計られています。空気中を伝わる音はの実体は圧力の変化で、音圧と呼ばれます。音圧という気圧の擾乱が、運動を続けようとする力と、伸びたり縮んだりした空気が元に戻ろうとする力のつり合いによって伝わっていきます。
定点では空気が縮んだり伸びたりした結果、鼓膜が揺さぶられ、音として認識できます。
ゆっくりと伸びたり縮んだりするのが、低周波と言われる波で、素早く伸び縮みするのが高周波です。
dBというのは、低周波と高周波が混ぜっこになっている音圧の振幅の大きさで計測できます。
自然の音であれば、昔 1/f 揺らぎという言葉がありましたが、ある意味バランスよく低周波と高周波が共存しています。一方で、モーター音等は、バランス悪く同じように振動することになり、不快な音になりがちです。黒板をひっかく音も同じようにバランス悪く振動しているので不快な音になります。
おバカな私は、自然の雑音の音圧と、モーター音等の音圧を同じdBで騒音判定しようという法律を作成した人は何を考えていたのかと思いましたが、よく考えてみると、当時は、音圧の時間変化を周波数の情報に瞬時に変換するのは結構難しい技術でした。実用化しやすい、簡易的な指標として導入したのでしょう。
しかし、簡単に周波数の情報に変換できる時代になったのに、dBのみで騒音判定するといった法律が改正されていないのはとても残念なことです。