太陽光発電のパワコンは選ぶ時代と言われています。
効率はもちろんのこと、周りの住宅との騒音問題、自分の家の快適性を考えれば当然のことです。

では、一条工務店さんが採用している田淵電機のパワコンは他社に比較して、どの位煩いのでしょうか？

パワコンの騒音は大体似たような音色なので、この場合は、デシベルで比較しても問題なかろうと思います。

体重計や体温計で使ったことがあるメーカー、オムロンもパワコンを作っています。カタログによると騒音は、29dBと書かれています。一方で、一条さんが採用している田淵電機のパワコンは40dB以下と書かれています。どちらも5.5kWの屋外タイプです。

29dBと40dBと言われると、あんまり変わらないような気になってしまうかもしれませんが、それは間違いです。デシベル（dB）の単位を求めるときに、log というものを使っています。12dBの違いがあれば、音の大きさは4倍になります。したがって今回のケースでは、4倍弱、田淵電機のパワコンはオムロンより煩いということになります。

私は、一条工務店はロスガード等、音に対して真摯に取り組んできた歴史があると認識しています。また、住む人の健康に配慮して、高断熱・高気密な家づくりを大手メーカーで取り組み、i-smartという画期的な商品を生み出してきた企業でもあります。

パワコンの騒音問題は、残念ながら田淵電機のパワコンを使っている限り解決しないでしょう。他社と比して４倍も音が大きいということは、はっきり言って、この企業が騒音対策に投資していない結果と言えます。

騒音は、想像以上に人の健康や精神状態に悪影響をもたらします。設置した後に困っているブログ、近所の住民の不満のブログを見るのはもうウンザリです。

一条工務店さん、どうか他社のパワコンを使えるようにしてください。