猫と快適i-smart生活

猫に餌を出す係の博士の日記

一条工務店さんこの姿勢で本当に良いのでしょうか?

みなさんご存知の通り、一条工務店には、良い品質のものを低コストで提供するために、様々な決まりごとがある構造になっています。だからこそ、私たちは、リーズナブルな価格で、他のハウスメーカーでは贅沢の極みの「全館床暖房」というものに手が出せます。


こういった一条工務店さんの、新しいコンセプト、システムを提示する姿勢、私はとても評価しています。一条工務店の「家造りを、お客様以上に熱心であれ!」という理念はとても良いものです。


一方で、ブログでもしばしば見かける「部屋に突き刺さる不自然な出っ張り壁」、これを取り外せないと嘆いている方は多いと思います。ちょっと前までは、そういうこともあるよねと他人事でしたが、我が身に降りかかるとなると話は違います。人間なんてそんなものです。


一条工務店は様々な制約があり、こちらの理想通りの設計にできないということは理解しています。もちろん、建物の構造は重要です。しかし、そうであるからこそ設計をする方が、その制約が気にならないように、自然な形状になるように設計する努力が重要です。


施主の要望に応えつつ、それで不自然な構造になるのであれば代案を用意する。こんなことで、私たち施主は設計さんを評価するものです。


メモ程度でもよいのです。設計図には、メモ欄があります。そこに、設計の意図と、問題点をメモ書きでも良いので入れておく、可能であれば問題点への対応案を書いておく。こんなことで、設計さんが色々と考えてくれているということが理解でき、施主は納得するものです。私を含めた施主のほとんどは素人です。意図なんて設計図からすぐに読み取ることなんてできません。


一条工務店の設計さんは、他のハウスメーカーより難度が高い問題に向き合っています。一条ルールをクリヤーしつつ、生活する人にとって不自然にならない心地よい空間をデザインするといったことをこなさなくてはいけません。逃げ出したくなることもあるでしょう。


ですが、「ルールだから不自然なものを受け入れてください」というのは違うと思います。設計さんにはルールに立ち向かって、できるだけ自然な形に持っていくようにして欲しいのです。もがき、考え抜くことは、それを仕事にしている私でさえ辛い作業です。しかし、これから逃げてしまえば、良いものは生まれないものです。


全国の一条工務店の設計さんには不自然な出っ張り壁を書き入れる前に考えて欲しいのです。これを除く手段はないのかと。

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