猫と快適i-smart生活

猫に餌を出す係の博士の日記

EBクロスは何が問題だったのか?

現象として興味深いことが起こっているので、色々と考えています。


EBコートは基本的に、基本的に樹脂に電子線を当てて、硬化層を作るということを行っています。この硬化層は、分子の並びを揃えるといった作業を基本的に行っています。このような作業を行うと、堅くはなるのですが粘り気がなくなるものに変化します。


ということは、EBコートをした場合は、どれだけの深さまで硬化層にするのかというのが極めて重要な意味を持ちます。ボロボロと剥離しないようにするならば、粘り気が重要なので、硬化層は薄ければ薄いほど良いということになります。


今回のようにEBクロスが脆くなる問題は、硬化層が相対的に厚い場合に起きるはずです。つまり、電子線を当てすぎた場合に発生するので、品質管理の問題とも言えます。工場によってリスクは変化するでしょう。


時間が経つと問題が顕在化したのは、硬化層が紫外線によって厚くなったからとも解釈することができます。おそらく工場もしくは工程マニュアルのケアレスミスでしょうね。このミスは時間が経たないと分からないので、発覚しにくいです。


商品自体の問題ではなく品質管理の問題である可能性が高く、かつ、事前チェックが難しい問題で、製造側にも情状酌量の余地が十分にあります。一定の範囲で壁紙を貼り直してもらうことは重要かと思いますが、過度に企業にタカル行為は如何なものかと感じます。


過度にタカル行為をすると、新しい技術を社会に出そうというインセンティブが損なわれ、私たちの生活レベルの向上が阻害されます。回り回って、自分の不利益になります。


自分の利益を追及する社会が理想的といった偉い人もいます。中学生の時は、この偉い人が書いた本の影響を受けましたが、大人になってからは、長期的な利益と言うのが判断しがたいものであり、人は合理的に振る舞えないと言うことを理解していない痛い人なんだと認識しています。まあ、このルネサンス時代の偉い人は、行動経済学の知識がないから、初歩的ミスを犯したのでしょう。ちなみに、この偉い人のファン率はお金持ちで高いけど、無知か自己正当化に使っているのでしょう。


「情けは人の為ならず」とはよく言ったものです。

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