事故について考える
横浜のマンションの杭問題、いろいろと考えさせられます。
三井不動産レジデンシャルという高級ブランドのマンション、皆さん「安心」と「ブランド」にお金を出したのだと思います。
ニュースによると、旭化成建設の出向社員の不正によって数百億の損害が出る騒ぎになっているとのこと。マンションの場合は合意形成にとても時間と手間がかかるので、マンションの住民にとって正念場はしばらく続くでしょう。住民の貴重な時間が奪われることになります。
今回のことは「安心」と「ブランド」にお金を出しても、不幸な事故に巻き込まれる可能性があることを示しています。
はっきり言って、すべてのHMは同じような問題を抱えていると思います。現場の人がごまかしたら、その場にいなかった現場監督が見破ることは難しいでしょう。ブログをチェクする限り、一条工務店のチェック体制が特別厳しいわけではないでしょうから、他人事ではありません。
特に、慢性的な人手不足、現場の人にはゴマかす(時間を短縮する)インセンティブも出てきます。
なので、前倒しで作業を進めると言われると、ちょっと不安になります。「引き渡しの日が伸びても良いので、良いものを作って欲しい。」というのが、私の本音です。一条さんはどちらというと時間をかけることを重要だと考えているHMですから、その点は好感が持てます。