猫と快適i-smart生活

猫に餌を出す係の博士の日記

間取り問題の解決 その0

審査したり良くない審査結果を受け取ったりで、精神的な余裕がなく、ブログの更新が止まってしまいました。人生はままならないものですね。


さて、今回はこの回の続編のようなものです。


設計士さんの第一案は、こちらの希望を叶えようと努力した結果なのでしょうが、結果として、とても住みにくいものになっていました。一番の原因は吹き抜け&オープン階段の一条ルール(長さ幅1/2ルール)であり、その玉突きで、結果として不自然な間取りになったのでしょう。最終的に、理想の間取りに行き着くまでのストーリーは後ほど記事にします。


コメントをいただいた、伊藤さん、理系文系夫婦の嫁さん、どうもありがとうございます。伊藤さんから指摘があった、木造軸組構造の選択をするのはどうかという話ですが、確かに、木造軸組構造は、i-Smartの壁(耐力壁)で支えるという考えとは異なり、柱で支える考えですので、間取りの自由度は高いのは間違い無いでしょう。


一方で、私は以前に面で支える重要性を勉強した記憶があります。耐力壁(耐震壁と言った方が適切か?)は、地震に対抗するために内藤多仲によって考えられたものです。内藤の設計した建物は、関東大震災でも軽微な被害であったことから、耐震壁の重要性が認識されたそうです。


鉄骨造は工期が短くて揺れに強いという講義もありましたが、その後、阪神淡路大震災で数多くの鉄骨造が大きな被害を受けたことを知りました。専門家ではないので、やや漠然とした感想なのですが、構造計算の結果以上に面で支える意味は大きいと感じています。


もちろん、木造軸組構造で建てられた家は、熱に弱い金物が柱や梁の中に適切に設置されているのであれば、それなりに地震や火災に強いとは思います。しかし、線を使って、面で支えるよりも強く作るのは、不可能ではないとは思いますが、かなり難しいでしょう。また、正直に言うと、i-Smart以外の一条工務店のシリーズには、デザイン的にもそれほど魅力を感じません。結果として、木造軸組構造は選択肢に入らないのです。申し訳ない。 


理系文系夫婦の嫁さまのコメントその通りだと感じました。こちらから積極的に代案を提示して、設計士さんに書き直してもらうしかないということだと思います。間取りを考えるにあたって、複数の本を読んで、あらかじめ勉強しておくことが、重要だと感じました。今回は、正月休みに本を読み漁って仕入れた知識が役立ちました。 


どのハウスメーカーでも、プランについて話し合うときは、双方にある程度の知識がないと、スムーズに進まないのだと思います。ジョブスのように、受け手が気付いていない好みを実現するような凄い人なんてそう簡単にいないわけですから。良いものにするには、施主のパズル解決力も重要ということを認識しました。 


しかし、一条工務店が急成長をした会社のためか、担当の設計士さん、若いですね。おそらく現場監督さんも同じような年齢になる可能性が高いと思います。設計士さんとも、将来の現場監督さんとも、互いに成長するような関係を築きたいものです。

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