猫と快適i-smart生活

猫に餌を出す係の博士の日記

間取りを決めるまで 03 「間取りの方程式」との出会い

この回の続きです。


間取りの模範解答を見つける旅をしている時に出会ったのが「間取りの方程式」です。一読した後、これを書いた人は素晴らしいと感動しました。私が最適だと思う方針「模範的な間取りを定めた後に、自分に合う間取り(特解)を求める」を実現できる本です。あとがきを読むと、限られた期間だったとは思いますが、悩み抜いて書かれた本であるということがわかります。


この本の著者は「住まい手の立場から住宅を考える。」というWeb-siteを主催しています。著者のブログページなんてものもあるようです。結露等についても、専門家の立場からわかりやすい説明がなされています。参考になるので、これから設計を考える人に是非オススメしたいページです。


著者は現役の設計士さんです。著者のブログを見ていると、素敵だなと感心してしまう家を建てていますね。一条工務店のように暖かい家を低コストで建てるように願いすることは難しいとは思いますが、全館床暖房を諦めることができるならば、依頼を検討する価値があるのかなと思います。昔、建築家のデザイン料は建築費用の一割程度と聞いたことがあるので、状況が変わっていなければ、お願いするのはそんなに大変ではないでしょう。


見る目を持つ編集者は良い著者を見つけることができるという経験則から、このシリーズは良い本かなと思い、「住まいの解剖図鑑」を購入しました。この本も秀逸でした。


これらの本を読んで、今住んでいる住宅が、実験的ではあるが、リビングを中心として、結構考えられて作られたことを実感しました。数十年前の建物なのに、オープンリビング階段があったり、天井の高さは2.5 mあったりしますからね。とはいえ、手入れがなっていないのと、施工がいい加減だったこともあり、隙間風ピューピューのボロと成り果てていますが・・・


ちなみに、i-Smartにすると天井の高さが2.4 m なので、今の建物より低い天井になります。なので、吹き抜けを使って圧迫感を軽減することが重要ということになります。


続く

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